|
白い歯
|
歯ブラシ
|
入れ歯
|
書籍案内
|
Q&A
|
sitemap
白い歯のメニュー
■ 白い歯と透明感
■ 歯の漂白
*関連ケース:
Blog「土竜のトンネル」
ブログではタグを使って「ケースプレ」を選ぶと関連ケースがご覧になれます。
■ 歯の漂白
明眸皓歯という言葉の通り白い歯は万人の憧れといってもよいでしょう。しかし同時に得難いものであることも事実です。白さと一言でいっても、雪の白さと紙の白さは違うようにいろいろな白さがあります。
歯の色調は外側のエナメル質と内部の象牙質で作り出されます。全体としてもかなり透明度を持っていますが、その度合いが違う2つの組織でブレンドして作り出されているのが特徴です。エナメル質はガラスのように固く透明な組織ですから、内部の象牙質の色に大きく左右されます。進入路が見つからないくらい小さな虫歯でも、象牙質の部分では急速に拡大することがありますが、こんな時歯は全体に黒ずんで見えます。エナメル質を壊さないようにして裏側に白っぽいセメントを張り付けると、歯の色はがらりと変わってしまいます。エナメル質が薄くセメントが完全に不透明な場合にはセメントの形がそのまま見えるほどです。
奥歯に較べて厚みがない前歯は思いのほか透明度が高いものです。口の中に照明はありませんから透明度が高いとどうしても暗い感じになります。したがって白い歯にしたいときには全体を不透明にして行けばよいのですが、度が過ぎればペンキを塗ったような立体感のない白さになってしまいます。前歯を直す場合もホワイトニングをする場合にも透明度は重要なキーワードなのです。「歯を白くしたいけれど削られるのはいやだ」と思われている方は、こんな順序で考えてみてはいかがですか。
前歯全部ではなく1本か2本の歯が黒ずんできた場合は、充填した素材が変色してきたか、以前の治療のとき歯の神経を除去している場合が大半です。充填部との場合はつめなおせば改善されます。残っているご自分の歯が変色している場合は、裏側から漂白剤を何度かいれば改善できます。
次は全体の歯を白くしたい場合です。煙草だけでなく食べ物や飲み物の中にも歯に付着しやすい色素はいろいろあります。個人差はありますがお茶やコーヒーでも種類と頻度によってはかなり着色することがあります。外側は歯磨き粉を上手に使えばご自分でも落とせますが、内側まではむずかしいでしょう。歯科医院ではこうした場合に使ういくつかの方法をもっています。食塩の微細な粉末をエアーで吹き付けるような方法もその一つです。汚れやすい下の歯の内側をきれいにしただけでもかなり歯の色は明るくなります。
図1
図2
表面の汚れは落としてすっかりきれいにしたが、もう少し明るくならないかという方には、歯の表から漂白剤を作用させることになります。強い薬剤を長時間作用させればそれだけ漂白は進み一見歯は白くなります。ただこの方法は磨りガラスのように表面を白濁させて白く見せかけるわけですから、度が過ぎれば白壁のような不自然な色になってしまいます。歯は象牙質とエナメル質の二つの色がブレンドしてでき上がっているのに、白濁でそれが消えてしまうからです。したがってこの方法での改善には限界があり、テトラサイクリンによる変色のような強度の変色歯には使えません。またどこで漂白を止めるかのさじ加減もむずかしい問題です。私たちとしてはやや弱い薬剤を使うホームブリーチングと呼ばれる方法がお勧めです。それ以上の効果を期待される場合は残念ながら歯を削る以外にないでしょう。
図3
上の図はわれわれが人工の歯を作るときの色見本ですが、一つ隣の色に変えることが精一杯で2段階白くすることはできないと考えて下さい。繰り返しになりますが、ホワイトニングは魅力的な処置法ではあるのですが以下のことも考慮し、十分な相談のうえ慎重に行っていただきたいと考えています。
全ての着色に劇的な効果があるわけではないこと
一度白くなっても徐々にまた後戻りすることは避けられないこと
自然観のない色になる場合があること
強い薬剤を長期間使うことへのリスクは残っていること
治療には保険はきかないこと
図4.術前
図5.ホームブリーチングを約1ヶ月続けた状態
-
page top -