モグラのトンネル       

4月1日

もぐらのつぶやき

 好評だったD1日記の続編と言うことで急遽Weekly Oneなどというタイトルを決めましたが、3ヶ月もたってどうも内容とマッチしないことが気になり、NHKの番組変更なども横目に看板を掛け替える事にしました。といってもまた苦肉の案、すぐ嫌気がさしてくるかもしれません。なるべくお役に立ちそうな内容にしたいのですがあまり自信はありません。打ち切り宣言だけは先のことにしたいと考えています。

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4月3日

色調補正

 4月新年度、お花見と世は華やいだ話題にあふれているのですが、このところ画像の色調コントロールで行きづまり、ブルーな気分の日が続いています。
 これまでも何度か経験してきたことなのですが、あらためてその多要素さに何を基準にしたらよいのかが分からなくなっています。昨年来多数のスライドをパソコンに読み込んで使ってきたのですが、その時々で色調がぶれていることには気づいていました。スキャナーから出てきた画像をモニターで見ながら、その時々の感じで調整していたのですが、その感覚的、自己流の調節方法に問題があることがはっきりしてきたためです。
 元スライドがきれいならばスキャナーからのデータは、僅かな調節で使用できる状態になり、その後もあまり問題はありません。しかし長年経過したスライドは、フィルムの発色も現在ほどではではなかったのかもしれませんが、その後の退色も重なってかなり無惨な色調になっています。スライドでは何とか見られてもモニター上ではそれがはっきりするのです。これを何とか見られるようにするのは大変です。トーンカーブ、色相、彩 度など調節を繰り返すことになるのですが、それにつれて自分の行き先が次第に分からなくなります。結局どこかで打ち切って終わりにするのですが、暫くして開いてみるととんでもない色調なことにびっくりします。また調節を繰り返し今度は良いかと思い終了するのですが、プロジェクターで映写 したりするとぼろが出てきます。そして・・・といったことを繰り返していると画像は荒れ果 ててしまいます。ご破算で入力からやりなおし。
 そのうちにかなり自信をもっていたモニターの調整や、パソコンでのモニター設定、ソフトのプロファイル設定、RGB設定などまで不安になってきて、あれこれいじるほどに泥沼にはまってしまいます。スライドでは見逃せるあらを残酷に拾い出してしまう、デジタル画像が恨めしくなっているのは事実です。
でももう進むしかないといい聞かせる日々から脱出するにはまだ暫くかかりそうです。しかしこの新コラム早々の愚痴話を書けるようになっただけ、回復基調にはなっているのでしょう。

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4月6日

ブラウズソフト

4月5日こんなMailをいただきました。

はじめまして、T.K.と申します。
毎月、「歯界展望」興味津々で拝読致しております。
今月号中にあります「Nikon Viewなどのブラウズソフト」・・・これをどうしても見てみたくて、Nikonに問い合わせましたところ、ソフト単品の販売はしておらず、「デジカメとPCとの接続キット」と抱き合わせでなければならないとの返答でした。私は近日中に「オリンパス3030」を購入する予定ですが、これには、上記の接続キットは他社メーカーなので接続不可能とのことでした。接続キットの料金には目をつむって、ソフトを手に入れるしか手だてはないものでしょうか。悩んでおります。どうか、いいアイデアございましたら御教授下さります様、何卒よろしく御願い致します。
        平成12年4月5日(水)     宮城県 K歯科医院 T.K.

 

Subject: デジカメについてのお返事
Sent: 00.4.5 8:21 PM
To: T.K.
Mailありがとうございました。展望の落書きも精一杯やってはいるのですが、やればやるほど分からないことが多く閉口しています。ただ世の中にがさねたや、インチキ商品も多いので少しでもそうした被害を減らせれば・・・と割りきっている次第です。
 お問い合わせの件ですが何か行き違いがあるのではないでしょうか。Nikon ViewもNikon Capture も単品販売すると思います。Nikonとはずいぶんおつき合いをしてきましたが、頑固なところや気の利かないところはありますが、抱き合わせ販売をするような会社ではないと信じています。どうしてもだめでしたら代行させていただいてもかまいませんが、ブラウズソフトは小型デジカメのユーザー向けに、数千円程度の類似品が多種出ていますから、それらでも大差はないかと思います。
 先生がどのような用途にデジカメを使おうとされているのかは分かりませんが、症例の記録やケースプレもとお考えでしたら、どの小型デジカメもこれまでの銀塩一眼レフのようには使えません。リングストロボがない、つけるために大きなアームが必要になる、自動露出にならない等々問題だらけです。この点はニコン950、990などでも同じ事です。マニュアル機構があるといっても皆メニュー画面 を呼び出して・・・などとても実用にはなりません。”口腔内撮影にはレンズ交換可能な一眼レフ”、はアナログでもデジタルでも変わらない原則です。画素ばかりいくら上がってもわれわれの用途にはナンセンスです。技工所との連絡でも思った画像にはなりません。患者さんに簡単なことを説明するのには使えますが、7番の遠心など一時間かかっても撮れません。どうしても一眼レフなのです。したがって現時点ではD1か、ぶざまなことに目をつぶってミノルタのDimasgeかしか選択肢はありません。フジ、キャノンが年内には参加するでしょうが・・・。
 X線もそうですがデジタル導入はくれぐれも慎重になさって下さい。パソコンでの画像処理はデジカメ使用のためには不可欠な技術ですが、このほうもやればやるほど難問山積です。
それならあんな原稿書くな!叱られそうですが嘘はかいてないつもりです。回を追うごとに始めの華々しさが消えていくのは分かっていただけると思います。私自身は苦しみの中に生き甲斐を見いだしているというのが実状です。
 長くなってしまいました。ご迷惑でなければ先生のお手紙ともども私のホームページに使わせていただけませんか。同じような問題に直面 されている方も多いかと思いますので。
     金 子 一 芳

 

From: T.K.
To: 金子 一芳, bora@my-pixy.com

拝啓、この度はていねいな御解答、誠にありがとうございました。感謝致しております。
Nikonには、日を異にして2回御願い致しましたが、「申し訳ございませんが、NikonViewの単品販売は致しておりませんので御容赦願います。」との返事でした。しかしながら、先生のメール拝見致しまして安心しました。私は展望の今月号を読んでから、できればNikon Viewを見てみたかったのですが、「他社でも類似品がある」とのことですので、早速オリンパスに聞いてみます。助かりました。私は症例の記録、ケースプレに、キャメデイア3030+リングフラッシュ+接写 レンズを購入しようと考えております。
ps.私のメール、どうぞ先生のホームページに御使い下さい。今回私は、度胸を決めて、先生に御質問 させて頂きましたが、御質問したくともできない先生方は多数おられると思うのです。(先生ほどの 著名な先生に一介の歯科医師が御会いしたこともないのに質問するというのは少し勇気がいりました。) ほんとうに感謝致しております。 T.K.

 

Frome  金子 一芳
 大分理解して頂けましたが、K先生がこれまでどのようにしてこられたのか、これからどうされているのかが分からないので、これ以上のコメントができません。問題のニコンとオリンパスに電話して正確な情報をとり直接お電話しました。その後の要旨は

 1. ニコンにはNikon ViewとNikon ViewDXがあり、私がDXのことをただNikon Viewと書いてしまったことで混乱が起きました。申し訳ありませんでした。
 
 2. すでに銀塩一眼レフでスライド撮影をされ、スキャナーで読み込んだ画像を使っておられるとのことでしたので、もう暫くその方法を続けられることをお勧めしました。

 3. 患者さんへのデンタルX線などの提示に私が最も多用しているのは、エルモ社のDT70LとテレビでパソコンのLANはそれほど稼働していません。

 4. キャメディア3030も本体付属品としてはリングストロボはなく、同系別 会社が顕微鏡照明と同様なハロゲン光源のものを試作的に売っているが、光量 さはストロボの比ではなく使い物にならなりません。各社ともデジカメ用外付けストロボ(リングストロボを含む)の開発はひどく遅れています。

 5. すべての小型デジカメではリングストロボを直接レンズに取り付けられません。そのためブラケットなどが必要で、古いたとえだが、弁慶が長刀を背負ったようなとんでもないまとまりになる。

 6. 小型デジカメは小型デジカメで、これをシステムカメラの様に使おうとするほど迷路に入り込みます。銀塩一眼レフでレンズの距離や絞りを合わせるという簡単な操作が、こうした目盛りがない小型デジカメではひどく面 倒なことになります。マニュアルがついたと言っても距離目盛りは大まかでとても使えるものではありません。

 7. 一眼レフ・マクロレンズ・リングストロボは口腔内撮影3種の神器です。小型デジカメは銀塩で言えばバカちょんカメラか使い捨てカメラです。何万画素になっても・・

From: T.K.
To: 金子 一芳, bora@my-pixy.com

拝啓、御電話頂戴致しまして、ありがとうございました。
しばらくは、今までどおりスライドをスキャナーでPCに読み込んで様子をみていきたいと思います。
すんでのところで、思わぬ出費がでるところでした。 T.K.

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4月19日

タイヤとホイール

 たまにはデジカメ以外の話題にします。わが愛車NSXがやってきから6年になります。93年12月生まれですが三千数百キロ走行の状態でした。はじめは嬉しくて首都高をぐるぐるまわったり、真鶴へ行くのにわざわざ箱根周りをしたりしていましたが、最近はほとんど通 勤専用になっています。時々築地の買いだし車になって野菜や魚を積み込まれたり、サーキットとは縁遠い生活にも不満もいわずつき合ってくれているので、少々気の毒になってタイヤ交換の機会にホイールをサイズアップし4輪を取り替えました。これが大正解でステアリングは軽くなり路面 からの音は際だって低くなって、変な例えですがエンジン音以外はセルシオ並の静粛さになってしまいました。あらためて足周りの大切さを痛感し、今度はダンパーを最近のS-Typeのものに交換したらと言うアドバイスにのることにしました。パーツを取りそろえてもらい一日車を預けて、夕方わくわくしながら取りに行きました。
 タイヤの時ほどではありませんが、やはり走りは変わりました。またまたおかしな表現ですが車の姿勢がフラットになったという感じなのです。ゴーカートの様だなとも思いました。あいにく道が混んでいて思うようには走れませんでしたが、その後の2〜3日の印象を合わせると足周りが強化された結果 、車の挙動が敏感に伝わってくるようになったようです。アクセルへの加速反応なども良くなったように感じるのはおかしなものです。当然全体としては硬めのセッティングになりました。
 二つの変更でちょっと新車気分ですが走行距離は40.000になろうとしています。

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4月28日

露天駐車

 足まわりは強化したのですがどうにもならないのは上からの攻撃です。夜間はアパートの敷地内の野天駐車なのですが、われわれだけでなくカラスも住ついています。ちょうどボンネットとフロントグラスの上に格好の枝があり、ここをトイレに決め込んでいる奴がいるのです。毎日ではないのですが2〜3日に一回は朝一番の仕事がこいつの後始末で始まります。もう一つは植物からの攻撃です。フロントのワイパー周辺だけでなくリアにもエアーの取り入れ口があります。秋になるとここに大量 の落ち葉が入り込むのに閉口し、まずタオルをつめることにしました。前後で6枚ほどになります。問題は雨です。次は梱包用のビニールシートをテープ状にしましたが、3次元のカーブにはなかなか合いません。あちこちガムテープで留めるのが面 倒で没。最後はネットです。あまり細かいとタオルの二の舞になるので、葉のサイズとの兼ね合いですがこれは大成功で今も続いています。
 夏は木陰で快適ですし冬も問題ありません。問題は春です。満開の桜はほんの一時ですが花びらから萼の部分が落ち終わるまでには一月近くがかかります。折しもこの時期は雨も多いのでたいへんです。野天駐車場に洗車設備はないので仕事場までやってきます。始めはちらほらですから「なかなか風流ですねー」などとお世辞を行ってくれる人もいます。しかし満開の1週間後に雨でも降ろうものなら風流どころではありません。何とか少しでも振り落とそうと急加速してみても全員無事診療室までついてきます。これで洗車場が空いていればまだ良いのですが、そのまま置いておくと花びらは隣近所に離散します。犯人はバレバレです。ただででも狭いトランクに箒をしのばせるなんてなかなか楽しいものです。
 これで問題は終わりません。

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