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カレンダ2月  「ポルトフィーノ」という名前が素敵でした。しかしどこにあるのか、イタリアン・リビエラ、ジェノバの近くの古い港町と分かっても、なかなか場所は見つかりませんでした。「あたりの海岸線は切り立っていて陸路はなく、船で行くしかない」と書かれた本などを見ると、いよいよ行ってみたくなりました。
 たしかに道は細く交差が困難なところもありましたが、現地では有名スポットのようで観光地らしい小さなレストランやお店も並んでいました。大きなホテルはなく駐車場も数十台程度で、こぢんまりとした街並みは昔のまま残されているようでした。白で塗り込められたエーゲ海とは違って、剥げかけた建物の色は魅力的で塗装中のボートがそれを引き立ててくれました。


2月13日 デジタルよもやま話

 デジタル写真の話題ばかりが並んでいくことを気にはしているのですが、結局、今日も同じ話題です。 昨夜の火曜会のテーマは「デジタルよもやま話」でした。本来は私も発表者の一人だったのですが、ドタキャンして、ちゃちゃをいれる役割に回ってしまいました。第一部は4名のデジタル一眼レフ導入者からの発表、第二部はスライドからの正しいスキャンニング方法、第三部は画像の色調補正の基本操作についての発表でした。第二部、第三部の発表は、過去に何度か行われた実績もあり、その後の経験、専門書からの知識の導入もあってほぼ完璧な内容でした。ただデジタル一眼レフのパートは脱走者の無責任発言ではありますが、まとまりにはほど遠いものがありました。
 スキャンニング、色調補正といった明確な目標へのアプローチとは違って、スライドと決別しデジタル画像のシステムを構築をしていくことは、広範な未知への挑戦です。良くなったといってもまだ未成熟なデジタル画像を、スライドのレベルにコントロールしていくだけでも容易ではありません。リアルタイムという長所も、それを生かすための受け皿は確立していません。保存、ファイリングシステムもスライドのように単純ではありません。そんな中で悪戦苦闘する姿はドンキホーテのように見えるかもしれません。 しかしアナログからデジタルに画像が変わることによって、その利用方法も大きく変わる可能性を秘めています。海図なき航海ともいえそうな模索はまだ始まったばかりなのです。楽しさも苦しみもこれからのような気がしました。
 発表者の性格や日頃の言動とも合わせて考えると、進もうとする方向はまちまちのようですが、それだけに興味深いものがありました。乞食と評論家は一度やったら止められないようです。

2月21日 大激戦

 ニコンの普及版デジタル一眼レフがようやく発表になりました。S2ProのベースになったF80の一つ上級機で、評価の高いF100が母体になっていることを誇示するためでしょうかD100 という名称です。仕上げは違っても元は姉妹機の80と100ですからブランド名をかくせば分からないくらい瓜二つです。この間に誰も予想しなかったシグマSD9 が発表されていますし、D30後継機も今日か明日かという話です。クラスも同じだけにどこが最初に未定の発売日、価格を公表するか、それに他社がどう反応するか、野次馬としては興味津々です。
これまで1Lを超えていた重さも本体ではS2Pro700K、SD9 790K、D100. 800Kです。EOS D30の780K、お手本だったフィルム用のF100(785K)のラインには完全に到達、重く大きい高級デジタル一眼レフとは一線を画しているようです。3月7〜9日の池袋でのIPPFには展示されるとのことですから、どこか一社が価格発表をすれば!と楽しみです。D1Xの半分とかいう噂もあり、そうなればここでも価格破壊が始まりそうです。


シグマへ

富士フイルムへ

ニコンへ

2月24日

 


キャノンへ

どれを選ぶか?

 日本での発表はないものの月末の北米PMAにむけEOS D30後継機が、D60という名称で詳細まで発表されました。CMOSは継続のようですが当然これまでの問題点は改良されていることでしょう。
 さて、シグマは一足遅れるでしょうし、初物にはそれなりのリスクがつきものなので遠慮するとして、大手3種の選択です。すでにキャノン、ニコンの選択をした人たちはレンズ、ストロボなどの問題がありますから、余程の何かがなければ乗り換えはないでしょう。またそれほど大きな違いは今回の機種にはなさそうです。
 これからの人にはニコンかキャノンかの選択ですが、この点ではフジフィルムを引き込んで2機種をもつニコン勢がやや有利です。 D30が独占していたといってもよいジャンルですから、市場拡大とシェア争いは熾烈になること間違いありません。ただ最近の両者の製品開発スタンスを見ていると、保守のニコン、革新のキャノンという印象をうけます。リングストロボ一つをとっても石橋を叩いて渡ろうとしないニコンは困ったものです。
 ニコンサイドのなかでどちらをとるか、これも微妙です。ニコンはD100というネーミングでF100と同クラス、フジのS2Proは一つ下のF80ベースと思わせたいのでしょうが、重量から予想される作りや内蔵ストロボなど、どう見てもF100よりはF80よりです。戦略自体もずるい!。D1シリーズ以外に小型軽量化した機種が追加されたことは認めますし、サブカメラとして欲しいとは思いますが、新しい魅力には欠けます。これで高かったら許せないのですが、S2Proより安くはしないでしょう。このへんどこまで両者がつるんでいるのか、永田町なみの裏取引がありそうです。
 フジの売り切り商法は筋金入りですし、S1Proのときもカメラの機構的な質問をすると「それはニコンさんに聞いてください」と平然と言い切るふてぶてしさでした。相変わらず2系統の電源(S1Proは3種の電池)など色や画素数はともかく開発の真剣さには???です。 世代を重ね基本性能はそれぞれの旧機種より上がっていることは間違いないだけに、価格と発売時期がスタートダッシュに大きく影響するでしょう。定価35万、実際価格20万台の攻防でしょう。

2月25日

風格のキャノン?

 価格予想なども書いてアップしているうちにキャノンの国内正式発表です。本体価格は予想を2万円下回りました。それよりショックなのは発表の仕方で、価格発売日だけでなく、サンプル画像、カラー画像システムの展開なども含め十分練られた内容です。準備万端整えて、敵方の動きを見極め、最後にバシッときめるあたり余裕さえ感じます。未だサンプル画像1枚出ないコンタックスは沈没としても、フジ、ニコンなどのともかく発表しておこうというやっつけ仕事とは全く違います。すでに製品系列はきれいに整理されているし、乗り換えを本気で考え始めました。

2月27日

 

シネマディスプレー

 もう2年以上前になるでしょうか。はじめて見かけたときからその広さと鮮やかさの虜になってしまったのですが、法外な価格やアップルの抱き合わせ商法には不快の念を禁じ得ませんでした。一度は忍の一字でてアップルストアに発注したのですが、納期問題のごたごたでカチンときて途中でキャンセル。いずれ類似品が出てくるだろう、もう欲しがらない!と心に決めました。その後3回ほどにわたって値下げし、その度に心は動いたのですが何とか持ちこたえました。
 最近になってわがメインモニターのEIZO T960に疲労の影がさしてきました。「臨床ファイル」を含む3年間、屋台骨を背負ってくれてきたのですから疲れも出るはずです。私のデジタルライフにとって何より大切なものはマシンよりはモニターです。EIZO の早めの交代が間違いのない方法であることは承知しているのですが、折しも5万円キャッシュバックというアップルの抱き合わせ商法です。今度はあの アップルストアでなくてもOKらしいのです。「お酒も飲めるわけではないし、ヨーロッパにも久しくご無沙汰だし、他にたいして楽しみがあるわけでもないし」といろいろ口実を考えて、在庫があったビッグカメラから衝動買いをしてきました。EIZO 君にはもう少し頑張ってもらうことにして新環境構築です。差し迫った講演はなし、やりかけは日歯のフィルムライブラリーだけなので、今のうちに!という予定でした。
 梱包をあけながら少し不安になってきました。出てくる書類が全部中国語なのです。全部といってもA4四つ折りの紙が3〜4枚、保証書も中国語です。さすが不安になってビッグカメラに電話をしましたがNo Problem!。電源を入れるとさすがの迫力で、隣のEIZO 君は一気に昼行灯状態です。明るさ全開にしてもどうにもなりません。シネマディスプレー側でも少し歩み寄ってもらおうと、本体を眺め回してもあるのはメインスイッチと輝度のプラス・マイナスだけです。コンパネからモニター調整アシスタントを呼びだしても、出てくるのはガンマと色温度だけ。RGBの調整などどこにも見あたらず完全なバカチョンなのです。
 どこかの大統領のように単純思考のバカモニターにはつける薬もなく、この日から改めてEIZO 君とのおつき合いが始まりました。モニター調整アシスタントからも4項目、本体には使い切れないほどの調節機能を持っているEIZO 君にはあらためて敬服しました。これでもかこれでもかと日々調整を繰り返したすえ、ほぼ折り合いをつけてもらいました。しかし所詮「ロバはロバ、生まれの悪さは調教では直りません」グラデュエーションが少なく指向性は大きい液晶モニターはCRTの比ではありません。いずれこいつは大量データやツールの置き場にして、これまで通り、斜め左向きで作業することになると思いますが、最後に困っているのはプレゼンテーションをするプロジェクターが液晶なことです。

 

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