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9月3日


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会社と個人と
先週末はペンタックス讃歌を書いて終わってしまいました。そのポイントは「これまでのリングストロボが使える」ということに尽きます。ところがこの情報と機材提供は昔からの社内のお友達を通じてもたらされたものです。
ところが使用説明書には、リングストロボ140Cの調光について何も記載されていません。外付けストロボの一覧表にも140Cの名前は見つかりません。かなり古い製品ですから無理もないかもしれませんが、われわれにとっては後で知らないといわれては大変です。僅かなテスト結果だけで舞い上がっているのは危険なので、再点検を行いましたが特に異常は見つかりません。ことのついでに、かって私が深く関わって開発したさらに古い80Cの方も試してみました。明るさを上げるために140Cにバトンタッチされたもので、生産はとっくに打ち切られていますが、形がコンパクトで発光部も小さいので、D1やD1Xにもマニュアルで使っていました。20年ちかく昔の製品で、接点の数も違うのですが意外にもこちらもOKでした。
こうなるとあれだけのデジタル一眼レフのラインアップを揃えリングストロボも生産しながらいつまでも下のような案内を出し続けるニコンに腹が立ってきます。
「何にもむずかしいことなど無いんじゃないか!マイナーな歯科医というユーザーを馬鹿にしてその声に耳をかさないだけではないか!おまけに微かなルートも皆リストラしてしまって・・・・・・・」
● SB-29の発光モード、TTL・マニュアル(フル発光)、マニュアル(1/4発光)の3種類の発光モードに加えマニュアル1/32減光モードを追加。より少ない光量での発光が可能になり、比較的感度の高いD1シリーズやD100との組み合わせで使用した際の撮影に便利です。
(D1シリーズ・D100ではマニュアル調光となります。)
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9月18日

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EBMとPOS 臨床にでて間もない頃には自分自身の経験はないので、先輩の話や本で読んだ知識などを頼りに手探りで治療をする以外にありません。エンドやコンポジット充填などよくある治療は繰り返しているうちに手法も固まってきますが、滅多にない大きなデンチャーなどはかなり経験をつんでも先が見えてこないものです。歯牙単位の処置ではないので仕方ないのは分かるのですが、経験とカンに頼らないで良いEBMなどがあるのなら、どんな手がかりでもほしいものです。手引き書のようなものやガイドラインが欲しいと思ってもままならず、イラストを頼りに設計したり技工所に相談して決めるということが現状でしょう。古いデータですがパーシャル・デンチャーの過半数は技工士によって決められているという報告さえありました。
そんなことまでEBMに求めるのは無理というのなら、歯牙単位でインレーかクラウンかに迷うときの拠り所になるようなデータはあるのでしょうか。「歯冠の2/3が崩壊したらクラウン」などという話しは聞いたことがありますが、そんな子供だましは本人以外誰の役にもたちません。「経験とカン」を悪玉呼ばわりするのなら、まだそれを持っていない人を救えてこそ認知される存在になるのでしょうが、それが可能になったとしても道は遙かに遠いのです。臨床では個体差という壁や経年変化をクリアすることができてはじめて一人前になるのです。
新しいものを追いかける研究者にとってはEBMは大切なのかもしれません。しかし臨床サイドからみれば、EBMが大手を振って歩く治療法は駆け出しの治療法です。臨床導入はそれが熟成され本物になってからでも十分ですが、その時にEvidenceは不要になっているでしょう。研究者にはEBM、臨床家にはPOSですがど、ちらもそれぞれの領域内だけで通用する考え方で、越境は御法度ではないでしょうか。
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9月23日

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生涯現役 むかし「引き際の美学」という本を読んだことがあります。詳細は忘れましたが「まだ力が残っているうちに引退するのは美しいが、ぐずぐず未練を残していると最後はみじめだ」という事例が多かったように覚えています。そんな頃、本田宗一郎さんが引退され、共感を感じながら鈴鹿サーキットのセレモニーに見入っていました。
今年も映画の篠田正浩監督、常総学院の木内監督などが花道を飾って引退宣言をされました。どちらも私とほぼ同年生まれなので大いに身につまされます。予定通りなら、遅ればせながら私も・・・・といきたいところですが、そうはいかない事情が山積しています。貯金もないので直ちに路頭に迷うとか生臭い話もありますが、何より困るのは定年退職されたサラリーマン同様、日々何をして過ごせばよいのか分からないということです。スキーやヨットにうつつを抜かしていた日々は遠く去り、体力なしでも続けていられる仕事に傾斜してきた結果、それなしの生活は全く考えられなくなりました。
リコールで見える患者さんと長話をすることなど決してなかったのですが、今では楽しみになってきました。週末には身辺にいろいろな会をつくって若い人とつき合っていますが、昔は待ちこがれていた連休が今では負担になっています。これがずっと続き、話をする人もいなくなった情景は想像するだけで恐怖です。もはや美学などといっていられる場面ではありません。はずかしげもなく「生涯現役」という看板に掛け替えてボロボロになるまでしがみつくしかありません。そして今頃になって、こちらからうかがわないでもはがき1枚で来院して下さる、長いお付き合いの患者さんに感謝しています。
最後にスタッフの「お大事に!」というご挨拶が、「先生も・・・」と戻ってくるのには閉口していますが。 |
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9月30日

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初代 先日、基本ゼミその他の相談で数人が集まりました。雑談混じりで深夜まであれこれ話しがはずみましたが、受講生がどんな人たちかという話しが転じて、自分たちの仲間が「歯科医1代目か2代目以上か」ということが話題になりました。卒業後の経歴では大学育ちが少数派なことは分かっていましたが世代論はありませんでした。
結果は私としては意外にも1代目が圧倒的多数で、講師スタッフ13名中10名を占めていました。こうした状況は20数名のスタディグループでもほぼ同じで、世襲的な色が濃いかと思っていた開業医の世界だけにびっくりしました。これが一般的比率なのかどうかは分かりませんが、そうでないとするとわれわれはかなり偏った人種ということになりますし、1代目は研修好きだということにもなりそうです。そして2代目なのにこうしたところにどっぷりつかっている私を含む3名は物好き!!!ということにもなりそうです。 |