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2月   バルディゼール
   ヨーロッパのスキー場では新雪が降ると多くの人がわれさきにと、通常のコースからは外れた新雪のスロープに出て行きます。どこから安全に新雪を楽しめるコースに入っていけるのかは分かりませんから、大半はインストラクターなど地元の人たちでしょう。一本ずつを見ても見事なシュプールが刻まれています。滑り終わると振り返って自分のシュプールを分析したり、仲間とワイワイやったりしていることでしょう。コース脇にロープが張りめぐらされ、コース外に出ようものならスピーカーでとがめられる日本とは、スキーヤーのマナーも管理側も大違いです。

2月6日

ネガカラー

   写真はすべてポジのスライドと決めるまでネガカラーを使っていた時期があります。全紙サイズに引き延ばしてパネルに張ろうとするとポジからのプリントはいまいちで、インターネガというフィルムを作ってから引き延ばさねばならなかったためです。これらのネガカラーは今となっては厄介者なので、デジタル化して整理しようと考えたのですが、カメラでデュープして反転させても色は全く出ません。
   ネガカラーのフィルムは、普通のスライドを「階調の反転」をしたものとよく似ているので、何度かトライして見ましたがダメなのでP社に問い合わせてみました。即答は期待していませんでしたが、その後も音沙汰がなく今度は堀内カラーに聞いてみました。昔は日に何回も通っていたのに最近はピッタリ途切れたままなので、さすがに「どうやるの?」とは聞けませんでした。Photo CDにするかフラットベットでスキャンするかで、8000円か2000円ということで「また考えて電話します。」頭を冷やしてからもう一度電話。「昔コダックで大分Photo CDを作ってもらったけどあまり画像が良くなかったので・・・・・」などとブチブチいっていたら「1〜2枚ならサンプルでやって上げましょう。」と願ってもない提案。比較をかねて2つの方法で計4枚を何と2000円でスキャンして頂きました。さすがはプロラボ,30年以上前の退色気味のフィルムから見事な色調が蘇りました。大判の6×7の威力は素晴らしいものです。テストだけというのは申し訳ないのですが、2000円のデュープでも十分だったのでこちらで数枚を追加してお願いしました。
   同じ頃たまたま連絡がついたN社にも同じ質問をしてみました。即答は無理でしたが予想に反し2日後に担当の方から電話を頂きました。回答は専用のスキャナーを使えば可能だが・・・と簡単ではなさそうでした。劇映画の撮影などは今もネガカラーのはずですからやり方さえ分かれば大したことではないはずですが、それほど頻度が高いわけでもないのでプロラボ任せに決めました。

2月6日

動画と静止画

   よくあることですが、日歯フィルムライブラリーの製作も1年近くのサイレント期間の後、最後の1〜2ヶ月にドタバタ劇が始まります。デジカメという話題の性質上、新製品の登場とともにストーリーは何度か書き直してきましたが、本格的撮影は暮れの27日のことでした。丸一日の大騒動の末粗編集されて届いた動画は10分少々、こちらで手を入れた後には5分ほどの映像になってしまいました。全体で20分の番組ですからちょうど1/4にしかなりません。休診して再撮影を行っても、とても必要なカット数が確保できるとは考えられません。
   この時点でストーリーものとして番組をまとめようとする制作者側と、静止画主体の通常の発表形式で話をまとめようとする演者側との亀裂ははっきりしてきました。ビデオ撮影の歩留まりの悪さを避けながら、動画を取り込んだキーノートのプレゼンを作りましたが、ビデオ番組として全体をまとめたい制作側との溝はさらに深まる結果になりました。結局「Macは知らない。キーノートなんて見たこともない。持ち帰っても見られない」という暴力に屈し、クイックタイム・ムービーで流れを作り、キーノートのデーターはオブジェクトを外してPhotoshopのレーヤーに解体するという逆方向の仕事をやむなくさせられました。放棄することはできない状況に縛られた、空しい作業のストレスを知っているのはキーボードだけです。



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