| 4月8日 | ケースプレ |
 自分たちのスタディグループでは月に2回、その他の小さな会でも大きな会でも仲間が集まればケースプレを見ています。数えたことはありませんが年間では相当な数になるはずですが飽きることはありません。身近な内容のせいでしょうか、多少退屈な発表でもケースプレなら耐えられますが、新製品紹介や新技術の紹介だけで面白い発表にはなません。
一番興味深いのは術後経過のあるケースプレです。初診から治療が終わるまでにも様々なドラマはあります。治療に伴い口腔内環境がめまぐるしく変化はするのも見物ですが、何といっても真価が成果が問われるのは術後の経過です。治療の成果が着々と実りをもたらすこともあれば、思いがけぬ落とし穴に苦しむといった事態も出てくるからです。白紙からのスタートよりリカバーの方がむずかしいもので、制約の多さが対応の違いになって出てきます。
テレビ番組でも深みのある作品はほとんど時間経過を追いかけています。珍しい土地や風俗の紹介などでも,その四季を通した変化が記録されているとグッと内容が濃くなります。穏やかな棚田の四季の移り変わりとそこに住む小さな動植物の一年。鮭の稚魚が成魚となって生まれた川に戻り排卵し死んでいくストリー。カーニバルの準備から当日への盛り上がり、そして終わってからの日常生活への復帰。時の人の紹介でもその生い立ちがつけ加わればただのニュースではなくなります。
映画やドラマに時間経過が不可欠なように、ケースプレでも経過が大切なのは「時」がわれわれにとって最大のテーマだからではないでしょうか。ピカピカの「できました発表」には熟成期間が必要なのです。 |
| 4月14日 | LED健在 |
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先日のセミナーで、新潟のS氏の発表の一こまです。タイトルは「顎位・ガイドを修正して歯周組織の安定を図った症例」と少し長めですが仕上がりは見事でした。その内容はともかく、ここでご紹介するのは「側方運動時の記録にはLED照明がすごく具合が良い」と言う発言とこの6枚合成のショットです。
どちらかといえば体育会系でカメラ、パソコンは苦手!と思いこんでいただけにびっくりしました。たしかにこれはストロボではむずかしい連写の威力です。
D70になってあらためてオートブラケッティングのテストなどもしていましたがストロボでは無理。むしろ高感度の色調も改善されたことでLED照明の復活もあるなと思っていた矢先でした。
マニュアル専用小型ストロボとともに楽しみが増えました。
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| 4月21日 | 分類の弊害 |
 パーシャル・デンチャーのディスカッションをするとき、2〜3歯の欠損から総義歯に近い症例までを一緒に取り上げていくことには無理があります。自分が発表をする場合でも、どこかに対象を絞りこまなければ話はまとまりません。そんな必要性から症例を区分することが始まったのでしょう。しかし欠損歯列には病因から現症までさまざまな要因がからみあって内在しています。欠損形態から分類したケネディの分類も、臼歯部咬合支持域で分類するアイヒナーの分類も、入り組んだ現症を一つの切り口で観察した結果でしかありません。盲人が象をなでたたとえ話のように、切り方が変われば見え方が大きく変わるのは当然です。
こんなことは誰でも分かり切ったことですが、いざとなるとおかしな質問が出てきます。「67欠損でアイヒナーB1なのですが、8番があるときはどうするのですか」「両側遊離端欠損で下顎の4があるのでB3なのですが、4は付着が少なく残せるかどうかわかりません。」といった類です。術者しか8や4の状態はよく分からないのですから本人が決めるしかなさそうです。それに敢えて決めてみてもそれが何かに役立つのでしょうか?。ケースプレのセレモニーに役立っているだけではないでしょうか。
片側の上下犬歯だけが対咬していて、他はすれ違い的に欠損しているようなときは、ケネディでもアイヒナーでもなく「3を喪失すればすれちがいのケース」と表現した方が単純明快なはずです。ところが何かの分類にはまると、何が何でもそれで区分けしなければ気が済まなくなります。それだけならまだしも儀式の陰にかくれて、大切なことが見えなくなってしまうのです。「木を見て森を見ず」という名言があるのに。
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| 4月22日 | モーニング・ブレッド |
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通勤途上、丸の内にミクニという有名レストランがあります。夕食などは高級すぎて近づき難いものがありますが朝は大丈夫、早朝からサラリーマン向けの朝食をサービスしています。バイキングの朝食も良いのですが図に乗って食べ過ぎる危険があります。7.30を過ぎる頃からはいろいろなパンが焼き上がってきます。8.00をすぎる頃になると種類もだんだん増え楽しい眺めになります。オレンジピルを載せた丸いスポンジケーキ風のパンはMy Favoriteの一つですが、他に毎日変わる創作ブレッドがあります。ごく少数なので夕食のためのトライアルと思われますが、意表をつくトッピングでびっくりします。
今日はキノコとジャガイモと春野菜のもので、ミーティングルームの朝の飾り付けにもなりました |
| 4月26日 | 転生回廊「聖地カイラス巡礼」 |
 富山の寺田周明先生から最新の著書を送って頂きました。1年にわたり北日本新聞紙上に連載されたものをまとめられたものです。前著「サヘール」も圧倒的な写真の迫力でしたが、この数年の立山での山岳トレーニング、度重なるインド、シルクロードなどへの旅の集大成として取り組まれた「カイラス」への思いが、尋常ではないことはかねがね承知していました。
一時期は「臨床歯科を語る会」などにもお付き合いを頂いていましたが、いつも歯科医という枠の中に納まる方でないことを感じていました。いまそれが「転生回廊」のなかで結実したことは分かりますが、そのご紹介をすることは私にはできません。文章は作家の青木新門さんに任され、写真家として参加していらっしゃいますが、企画製作も寺田周明以外の何者でもありません。何万枚あるいは何十万枚の中から選び抜かれたであろう写真は、美しさを通り越してすさまじいばかりです。このテーマにはこの人しかないと狙いをつけられた青木さんの文章も、重い内容にもかかわらず深さとテンポの絶妙なバランスで読み手を引きずりこんで行きます。
「この本をお届けできる頃は、標高5200メートル、チョモランマ・ベースキャンプ直下のロンブク寺で、生ぐさ雲水として修行見習いならぬ、行儀見習いの頃かと思います。」というお手紙が添えられていました。
http://www.kitanippon.co.jp/ |
| 4月27日 | 抄録作成ツール |
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臨床歯科を語る会の事後抄録などで、4枚の画像とそれに対応する原稿で1ページをまとめていく形は次第に定着しつつあるようです。
私たちがHPに原稿をアップロードするのに、現在使っているシステムは、簡便ですこぶる気に入っています。これを手直しして抄録作成ツールができないかと、援軍を頼んで試行錯誤を続けてきました。最終段階にたどり着いてからも、MacとWin、エクスプローラーとサファリの違いなどで難航しましたが、ようやく実用段階に到達しました。
形式は図にあるような4枚組だけで、タイトルページなどはワープロで作って頂くことになりますが、写真と原稿があれば5分以内でプリントアウトが可能なので、プロジェクターで発表に使った画像から速やかに抄録の仕上がりを見ることができます。ここでの作業には解像度72dpiのJPEG画像であればサイズ等は不揃いでも問題ありません。
どなたにも使って頂けることを目的にしましたが、Webを使ったシステムですから作られた原稿はサーバーに保存されます。セキュリティも必要になると思われますので、利用ご希望の方はメールにてご連絡下さい。パスワードや簡単な使用法などをお返事します。
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