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6月   キッツビエール
   先月と同じ街での一こまです。馬車の後ろに見える立木のわきにはしゃれた美容院があったり、レストランがあったりして昼時間には地元の人でにぎわいます。滞在した僅かな時間にこの目抜き通りを楽隊が通ったりもして、自分たちの街を美しく楽しい雰囲気にしたいという思いが伝わってきます。利便性だけでコンビニやカフェで埋め尽くされていく日本の町とは何と大きな違いでしょうか。

6月3日シータスに会う

   昨年連載の「俺はシータス」君の実家にお邪魔しました。取材が目的ではなかったのですが、お出迎えをいただいた圧倒的な存在感の猫に目を見張りました。あまり猫好きではないのですが、いかにも育ちが良さそうな美しい毛並みには見とれてデジカメでパシャリ。猫の目からレザービームのような光が放出されることにもびっくり。翌日この写真を見せたところわがスタッフが一言。

「シータス君のやんちゃぶりも、ムサシ君のどこかのほほんとしたところも小説どうりで、自分があの話の中に入り込んだような気分になりました。小説の中のムサシ君は鰹節が好物のようでしたが、実際のムサシ君は富の象徴のような立派な体つきで、何を食べているのかとても気になりました。きっと、おいしいお肉でも食べているのでしょう。現実では2匹の猫くん達が幸せそうにしていたのに、あのように寂しい小説のラストを書けるとは、さすがは文章のプロだなぁと思いました。」
6月9日抄録作成ツール
   4月27日づけでわがHP軍団のバックアップで、Web上で簡便に抄録を作成するシステムをご案内しました。特別なソフトなどがなくても、多くのかたに使って頂けることを目指しての開発でした。かなりのテスト改良を経てのお披露目で、何人かの方からご連絡も頂きましたが、結果は必ずしも好評という訳にはいきませんでした。最大の問題はそれぞれのWeb環境の違いや、データの形式の違いなどの影響を受けるためで、個別対応はできませんでした。
今後必要となるプロジェクトですし、敗退というレッテルは面白くないので作戦を転換し、ファイルメーカーのテンプレートを活用して、同種のプログラムをまとめました。ファイルメーカーでデータベースなどを作っていらっしゃる方には他愛もないものですし、このためにソフトを購入して頂くのも?ですから、ターゲットがはっきりしないものになってしまいました。自分用としては、3:2、4:3両方の画像に対応できるようにするなどの工夫もしましたので、一応ご報告しておきます。
6月15日お役所仕事

   昨年、卒直後の歯科医の臨床研修施設になってほしいという話がきました。あまり気乗りはしなかったのですが、すでにスタートしている人など何人かの意見で受けることにしました。面倒な書類をたくさん書かされたり、院内の写真を提出させられてOKにはなったのですが、この後からだんだん話がおかしくなってきます。始めに依頼があったのは「主たる施設」の大学病院で、その傘下にはいる「従たる施設」になってほしいということでした。ところが今年になると「歯科医師臨床研修指導歯科医講習会実施要項」とかいう書類が送られてきました。歯科医療研修振興財団などという組織にいつの間にか取り込まれているらしいのです。
   開催は1泊2日、会費は45000円でKJ法を使ったワークショップ形式だそうです。講師名はありませんが、3月の検討会で指導歯科医の資格要件として受講が必須になったのだそうです。さらに「平成18年以降は指定施設でも受講した指導歯科医がいない場合は指定が受けられない可能性がある。」とまで書かれています。
  1. もともと頼んだわけでもなくボランティアとしてお受けしたことが
  2. お金をもらっても行きたくない講習会参加を強要され
  3.   
  4. 出席しなければ取り消しだ!と脅される
これぞパロディですが、可哀想なのは当の歯科医の卵たちです。国家試験もパスしたのにまだ軟禁状態を解かれず、鉄は熱いうちに打てという言葉があるというのに、思いの進路へのスタートは1年お預けなのですから。

   皇太子殿下の発言が向けられた鉾先も宮内庁という役所の体質であると言われています。
6月23日臨床基本ゼミ第3回

   私たちが今一番気合いを入れてやっているのがこのセミナーです。10人ほどの演者も相互に競合することになってますます白熱するのですが、なかに一人、普段はあまり姿を現さないくせに、もくもくと準備を重ねている人がいます。先週末この人が大きな段ボール3個とともに登場しました。歯牙移動の話と実習だったのですが、中からは16名分の実習模型が。それも一人について数種目ですから大変です。私なら一組は作るかも知れませんが二つ目にはがくんとスピードダウン、三つ目は絶対にだめです。それを16だなんて・・・

   4年の歳月をかけ見事に仕上がった臼歯部咬合崩壊のケースを軸に、臨床と実習を組み合わせた演出も素晴らしく、同席した講師陣をギャフンといわせてそしらぬ顔でまた山に帰っていきました。いつもこんな臨床研修ができたら最高なのですが、これが半端じゃない「アンチ出たがり屋」なので仕掛けるのは大変、今年は一勝一負です。

仙人からメールがきました。
   追伸:資料16と書かれてありましたが、一人欠席の先生がおられたので17作成しました。突然この先生が出席されたら困ると思ったからです。資料作成で一番辛かったのは、この来るか来ないか分からない1人分を作っているときでした。


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