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9月   ボラボラ
   ボラボラのへリポートを飛び立ってすぐ眼下にした光景なのですが、何とも不思議な小島でした。自然の珊瑚礁の上に作られているようですが、地元の人の個人住宅なのか、誰かの別荘なのかも謎のままです。国旗らしきものも揚がっていて独立宣言をしているようでもありカヌーで買い物などカッコウ良すぎます。


9月5日変わる行列
   診療室の入っているビルのテナントも入れ替わりは激しく、隣の東急リゾートも先月どこかへ引っ越したまま空き家になっています。ビルの中で急速に増えたのは貸し会議室で、長年一つだったものが今は6部屋になりそれがかなり繁盛しているようです。新入社員教育のシーズンは終わって、エステ関連の研修などが目につきます。
 われわれのビルよりも入れ替えが多いのが八重洲地下街です。もともと高額家賃で有名で新陳代謝は早いのですが、このところ一段と加速してきたようです。毎月のようにいくつもの店がクローズし新店舗が生まれます。
ただ驚くのは商品販売だけでなく厨房をもった飲食店もあっというまに消えていくことです。 はなばなしく新規開店し行列までできていた店が数ヶ月で閑古鳥、行列は次の新規開店に移っていきます。
 非情なのは向かい合ったり横並びの店同士の間でこれが起こることです。向かい合ったカレー屋、隣同士のデジタルコンビになど、競合するに決まっている店舗をどんどん誘導してくる家主側も信じられません。後から来る方は追い落としを狙って企画するでしょうから初戦では勝てるでしょうが何れは我が身です。もっともほとんどがチェーン店で、レトルトを運び込んでいる飲食店もあるくらいですから「なじみの店」などにこだわっていたわれわれとは異次元の世界です。
 注文と会計以外に会話もなく、マニュアル通りの接客で流れていく情景を見ていると、鳥インフルエンザに苦しむ養鶏場を思い浮かべてしまいます。そしてこうした人間関係で構築された社会に「個別対応」はあまりにもむなしい気もしてくるのです。

9月10日ポインター

   デンタルX線写真などをテレビ画面に映して説明することは少なくないのですが、レザーポインターの見え方が今ひとつで苦労していました。それほど長時間話すわけでもないので、その場は何とかやりくりして「ちゃんとした電池に入れ替えておいて!」などとわめいていたがどうもおかしいと思いながらも何年も過ぎていました。98年から使っていたブラウン管テレビを大型液晶に変えてから事態は一段と悪くなりました。ポインターの明るいものグリーンのものなどいろいろ試しても、ポインタの光が周囲の壁から画面内に入るやいなやマジックのように消えてしまうのです。
講演やスタディグループの発表では同じポインターが問題なく働いていることから、ようやく液晶のバックライトが原因ではないかと思いつきました。しかし次の手が見つからず、泣く泣くクラシックな指示棒を買ってくるという羽目に陥っていました。
 先日、朝のニュースで交通情報を見ていたら何とNHKも指示棒を使っているではないですか!。なーんだそうなのかと納得したり、ハイテク現代の盲点にがっくりきたり複雑な思いでした。

9月21日マダガスカル


   何ともユーモラスなバオバブの樹を写真で見たときから、マダガスカルはあこがれの地になりました。その後シファカやアイアイなど愉快な動きのキツネザルたち、想像を絶するツインギの岩山などを見るにつけ、行きたい見たい思いは募るばかりなのですがなかなかチャンスは巡ってきません。
 子供だましアニメを見たってどうなるものでもないのですが、ただタイトルだけに惹かれてアニメ映画「マダガスカル」を見てきました。映画館に足を運んだこと自体多分20年ぶりぐらいでしょう。大きな映画館にお客はわれわれの他10人ぐらいで少々気の毒な感じでした。ストーリーもお粗末で論評できるようなものは何もありませんが、時折BSなどに登場するマダガスカルの住人達が出てきただけで満足。私だけ熱中して見ていました。お付き合いさせられたスタッフ一同にとっては迷惑千万まちがいなしです。
 シンガポールから週一便だけ、正月は雨期、政情も不安という状況では、そのうちに!そのうちに!ではチャンスは絶対にまわってこないでしょう。かくなる上は「いくぞ!いくぞ!」とわめきちらす以外にありません。これまでもほらを吹きまくって夢を実現させたことは少なくありません。チャイナシーレースもカリブやタヒチのクルージングもみんなこの手でした。
9月30日バオバブ4



   かわいい大事なバオバブの樹ですが、この夏は海辺の空気と夏の太陽で一回り大きくなったような気がしていました。(モグラ5.23)9月始めの台風で植木鉢が転倒してしまいましたが、翌日が金曜だったので事なきをえました。これに懲りて次の週は温室風の玄関に入れて帰ったのです。どうするか、かなり迷ったのですが17号が来ることは分かっていたからです。いつも冬の間は家の中ですから安全策をとったつもりでした。
 ところがところが!1週間空いて戻って見るとこの姿です。全身からスーと血の気が引く思いでした。葉はかさかさでもめば粉になる状態で、どうなったのか暫くは見当もつきませんでした。恐る恐る小枝にも触ってみるとやはり水気がなくあわてて手を離しました。「たった2週間じゃないの!冬の間なんかいつも1ヶ月以上も平気だったじゃないの!」泣きわめいても始まりません。
 一夜明けて気がつきました。バオバブは落葉樹で冬の間は葉を全部落としています。いわば冬眠状態なのです。ところが今は青々と葉を茂らせていました。外にいる間は時折来るシャワーで大いに元気だったのです。ところが急に屋内に閉じこめられ、水を断たれた上での温室はサウナ状態です。「助けてくれ!誰か。水を!水をくれ」と散々叫んでいたに違いありません。3連休たっぷり給水はしてきましたが、台風の気配は去らず再び屋内住まいにしてきました。
もう葉は1枚もついていませんから。
今日は仕事もそこそこに新幹線です。

追記
やはりだめでした。しかし、幹を触るとひんやり冷たいので水は流れているようです。あまりの辛さに早めの冬眠に回避しただけで、亡くなってはいないようです。枯れた葉をすっかり落としていつもの越冬場所に移してやりました。

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