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10月   Huahine
   サンセットはどこで見ても美しいものですが、雰囲気を左右するのはシルエットになる景色です。南の海では何といっても椰子の木で、この写真でも気に入っているのは画面中央に頭を出している4〜5本です。


10月2日キノコ
   春にタラの芽を送って頂いた山の達人からキノコを送って頂きました。宅急便の箱をあけてびっくり。なんとキノコが生えていただろう山の光景そのままが演出されているのです。山歩きをする人には何気ない気配りなのでしょうし、本職は板前さんですから料理の盛りつけなどで日常的なことなのかもしれません。葉を1枚ずつどけると次々に別の光景が現れるのです。ご本人に言えば「いやーなんも、そこらに落ちてたのを詰めものに使っただけで」と言われるに決まっていますが、われわれには全くない感性です。
辛そうだけど、やっぱり一度はカメラを持ってついて行ってみたいなとも思ってしまいます。
   葉をどけると中からは白、黄色、褐色、黒など色も姿もさまざまなキノコが現れます。どれも美しい光沢をもっていて宝石のようです。これをみてしまうとスーパーで販売競争を繰り広げているマイタケ、しめじなど人工栽培のキノコはドライフルーツのような気がします。見るだけのお裾分けです。

10月4日Top Runner・Last Runner

   日曜の夜NHKでトップランナーという番組を見ました。海外で活躍する様々なジャンルの方を紹介する番組で好きな番組の一つです。今回はジャズピアニストの上原ひとみさんでしたが、バークリー音楽院を主席で卒業、オスカー・ピーターソンにその才能を絶賛され・・・・といった数々のエピソードもともかく、その飾らずのびやかな個性にも引き込まれました。海外公演が続き日本に帰れる前には、何よりラーメンが楽しみと語る話にはこちらも急にラーメンが恋しくなってしまいました。
   表情たっぷりで共演者に語りかけるようなライブ演奏は、十分理解はできませんが私の知らない世界でした。そしてライブってこういう魅力なのだ、ということもちょっぴり感じ取ることができました。
再放送もあるようですから詳しくはそちらをご覧頂くとして、人間の才能の無限さを痛感した一齣でした。
http://www.nhk.or.jp/tr/

   あふれるような才能と魅力の持ち主のご紹介と並んで、お話しできるようなことではないのですが、このところ出がらしのネタをふり絞って、マイナーな講演会などにでかけています。そこで感じるのは聞いて頂く方との距離感です。会場の大きさや人数よりも何か一体感をもってお話しできるときと、まったくダメなときがあるのです。こちらにパワーがあればどんな場でも人を引き込めるのでしょうが、そんな才能はありませんからもっぱら相手を選んでしまいます。内弁慶ですから身内のこじんまりした場では元気がよいのですが、歯科医師会のようなちょっとオープンな場では、自分だけの世界にひきこもってしまうようです。企画段階から先方と内容について細かなやりとりができるときは幸せです。しかし保険の講習会と相乗りなどというのは最悪です。ただその中に埋もれて真剣に聞いて頂ける方があることだけを信じて完走するしかありません。
年も年だし才能もないんだから、気持ちよいライブだけ選んで出ていこう!。

10月13日負け惜しみ



   なまじ見なければよいものを、つい手に取ってしまったばかりにいささか不愉快になっているのですが、35ミリスライドと別れて5年以上になりますから諦めはついているのです。これまでの600万画素クラスAPS-Cのカメラでも、79万画素XGAのプロジェクターだけでなく、400万画素の30インチのディスプレーをもってしても、過剰な性能でした。映してみるディスプレーも、プロジェクターも到底追いつけない1280万画素は、プリントにしかフル活用の方法はありません。それもサービスステーションなどにあるような大型のプリンターで、何枚かに分けてプリントすることになるでしょう。
   いくらファインダーに愛着を感じるといっても、そのために不要なフルサイズ画像をとり回すことはあまりに馬鹿げています。もちろん口腔内写真にはまったく無縁な高性能であることは当然です。
   35ミリフィルム時代に較べれば、撮像素子が小型化したAPS-Cのカメラは、一回り小振りになりました。とくにズームレンズは、ボケの味など趣味的な要求をしなければ、より広域に対応しながらコンパクトになっています。タムロンやシグマの18〜200のズームレンズは、35ミリの28〜300ミリに相当しますから、旅行などにはこれ1本で十分でしょう。さらに1/2.8倍まで接写もできるという優れもので、重さは400グラムです。5Dの新標準レンズというEF24〜105は670グラム、価格はタムロンの3.8万に対して13万前後です。ここまできても、まだどのボディにつける18〜200にしようかで迷っています。サムソン・グループとの提携で、弱みの電子設計部分が改善されれば、APS-Cのなかでは一番きれいなファインダーをもつ、ペンタックスにもチャンスはあるのですが。
(写真は心の癒し、バオバブのそっくりさん。名前はパキラ)

10月21日嫌われもの
   ひと月ほど前になるでしょうか、角田光代さん直木賞受賞のときの朝日新聞をコピーで頂きました。何度も受賞候補になり「受賞が決まったら東京會舘へ」という通達を受けながら現実にはならず、だんだん東京會舘が夢の苑になっていくくだり、そして今回ようやく夢が現実になったまばゆいシーンが短い文章で語られていて、当たり前のことですがやっぱりプロだなーと感心しました。相変わらず受賞作は読んでいないのですが文春文庫の「これからはあるくのだ」というエッセイ集を買ってきました。
   そのなかの「歯医者通いで恐怖の日々」というところに目がとまりました。「鰐がうようよ泳ぐ濁った川に飛び込んで向こう岸に渡るような」に始まって歯科医へのうらみつらみが書かれています。ページを繰っていくと巻末に三浦しおんという方の解説が付いていました。著者の人柄の紹介なのですが、その中でも『医者は醜男に限る同盟」とかいうことでメールで盛り上がった話が紹介されていました。たった150ページほどの文庫本で二人の作家にこき下ろされる歯科医という職業!辛いものがあるなーと思ったのですが、思い出してみると昔から著明な文人の歯医者談義はよく目にしたことがあります。そしてそのほとんどは恨み辛みでした。それらを読んだとき「今時こんなことは・・・」と思っていましたが、どうも事態は変わっていないようです。患者様!クライアントなどと呼び方を変えてみても、MIとやらでタービンやエンジンを封印してみてもワニのイメージを払拭することは容易ではなさそうです。

10月31日男子フィギュア


   フィギュア・スケートに新しいスターが誕生しました。このところ話題は女子ばかりで、今年はそのスーパー女子軍団にもやや蔭りが見えるなか、グランプリ・アメリカ大会で高橋大輔選手が優勝しました。1位になっただけでも素晴らしいのですが、総合218.54点、途中でアメリカの観客からスタンディング・オベーションが起こるというすばらしい演技でした。全体のよどみない流れも見事でしたが、一つ一つの技のキレも抜群でした。何よりも上体がぶれないせいでしょうか、コマが回るよさえを感じさせました。できることならトリノにとっておきたかったような4分間でした。



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