デジタル・スクエア

もぐらのつぶやき

こだわりの部屋


2005年その1

1月12日 お帰りなさいMediaPro


   未だにBILLETE やMediaPro などを使い続けている人を見かけると、よく頑張るなーと半分あきれながら見ていました。(もぐらのつぶやき 02.11.7)
 しかしその後 Graphic converter や Key note を使ってみると、良い点もあるものの色調のずれには閉口していました。
折角RAWデータが使えるようになっても、ままならないスライドショーのソフトへの不満は、近々出版される展望2月号にも書いたばかりでした。そんな中、昨年12月にiView MediaPro2が発表されたことを知りました。例によって21日間とかいうお試し版使ってみると、びっくりするほどの改良が見られます。まずは動きがキビキビしていますし色調も良さそうです。
 決定的なことは3社すべてのRAWデータがスムースに展開されることで、JPEGとの混在もまったく問題になりません。
これだけでも02年の「さようなら」から「お帰りなさい」の価値十分です。 Graphic converterのようにブラウズソフトにはなりませんが、現時点でスライドショーに使うにはベストソフトに間違いありません。Elementsと同様Mac版、Windows版が同梱されていますから、これから始まる基本ゼミの時なども大いに戦力になるでしょう。
 Graphic converterのこまめなバージョンアップには感心しますが、Key note も新しくなるようですし捨て去ったソフトからも目は離せません。確認はしていませんがBILLETEもVer.5.0になっていますからそれなりに進歩しているでしょう。何よりも発売元のスタンスがものをいいます。継続は力なり!はここでもものをいいます。

1月20日 ナンバリング


   スライド時代には、フィルムが現像から上がってくるとマウントに年月のスタンプを押し、それぞれの患者さんのファイルに仕分けて通しナンバーをつけるれば整理は完了でした。たまに間違いがあってもスライドに映し込まれた年月日で何とかけりはつきました。デジタル画像に変わって最初の困惑は日付のデータがなくなったことです。画像にはさまざまなデータがついているのですが、ブラウザーなどを使わないと見えないのは不便です。見やすくしようとデータの名称を変えると、カメラからついてきたデータが消えてしまうといった不都合もあって、整理法はなかなか決まりませんでした。
患者別に分けて日付はEXIF頼りが簡単なののですが、スライド時代のアナログ的整理の良さには未練が残ります。必ずしも撮影順ではなく正面から咬合面、側面、パノラマ、デンタルなどを自分なりの順番で並べて何かを考えたりしていたからです。デジタルでも同じような方法をとりたいのですが、2000年以前のスライドからの画像をどうするかという問題も考えなければなりません。98年初診の患者さんの記録をスライドショーで見ようとすれば2000年問題にひっかかります。
 何度か仮決定をしながら多様なシステムを引きずってきたのですが、アイコン画像がつかないCanonのRAWデータで事態は抜き差しならないところにきました。これまで通り何が写っているかをデスクトップ上で見るには、同時撮影のJPEG画像が不可欠だからです。iViewはすべてを総覧できますがカタログ製作の待ち時間は楽しくありませんし、RAW、JPEGの同番号の画像が2枚ずつ並んで表示されても意味はありません。オリジナル画像として別ホルダーにしまうとしても、そこにもJPEGをつけるのかで悩むことになり「だからキャノンは!!!」と腹を立てることになります。ニコンのRAWソフトはのろまですが、アイコンができないなどという馬鹿げたことはありません。
 こんな愚痴を書いてもきりがないので結論にします。
 全体構想は整理の基本はスライド時代の方法をMac OSに依存して継続しサポートにGraphic converterを使うという従来からのものです。特別なソフトを使用することは、継続性でかえって将来に不安がつきまといます。RAWを含むすべてのオリジナルデータは、Hを頭文字にした年月日名のホルダーで管理しデータのリネームは行いません。スライドデュープや選別したJPEG画像には、最大6桁の年月、同じ月のものには通し番号、拡張子をつけアイコン表示で並べます。今月であればコンマを含み2005.01.XX.JPEGの最大15字、カメラが画像につけてくる番号が12文字ですから、同月のXXを除けばほぼ同じです。これで整備すればGraphic converterやMedia Proなどのブラウズやスライドショーもきちんと経時的に見られますから、アナログ的な感じにかなり近づけるはずです。
1月30日 Pentax istDs その2


   受光素子の大きさから画角が変わってしまうため、カワハギ以来、最近のデジタル一眼レフの発売時には、デジタル用のズームレンズをつけたキットを出すことが一般的になりました。そんな一つであるPentax DAズームをいじっていた時のことです。
 最短距離側についているマクロ・ゾーンでどこまで大きく写るのか覗いてみました。思ったより大きくなるので技工室に転がっていた模型を覗いてみてびっくり、望遠側でほぼ1/2倍になるではないですか。Canon、 Nikonの同種レンズを加えてどれだけの長さが写るか調べてみるとPentaxだけか1/2倍を超えて等倍に近づいているようでした。
各社マクロ・ゾーンの距離表示はないのではっきりは分かりませんし、望遠側の焦点距離もまちまちですが、Pentaxがより近接できる設計になっていることは分かりました。
 ここまでではPentaxレンズ絶対有勢なのですが、ミラー撮影の時はワーキング・ディスタンスが問題になります。使用中のTamron 90? と較べると実に1/3しかありません。リングライト先端部がミラーに当たってしまうレッドゾーンです。
数字だけを見たときはほぼ絶望と思いましたが、大ピンチをミニリングが救ってくれました。まだ十分な実写テストは踏んでいませんが、その小ささがものをいいました。撮影距離が短くなったので1/4発光、F22で適正露出。フォーカスロックを使えば、1100グラムの軽量とバランスの良さを生かしてAF撮影もできそうです。(RAWの環境もぼつぼつ改善されるようです。)
 LEDから長い道のりでしたが、カメラに弱い歯科医に、怪しげなストロボや売れ残り小型デジカメを高値で売ってきた人たちを追放するタマはできました。後は実践あるのみです。

ズーム写る範囲倍率Working D.
 Pentax18〜55620.58100
 Canon 17〜85850.42125
 Nikon 18〜701130.32170
 Tamron90720.5270
* 単位はミリメートル、写る範囲はズームを望遠側にした最短距離でのヨコ幅


○ スイッチオンシステム

2月17日 RAWデータ その後




   展望2回の連載も終わりましたがどこからもまったく無反応。スライドに立てこもって相変わらず現像所に通いをしている人には無縁でしょうが、一人ぐらい定倍撮影やRAWの良さを体感して、メールでも送ってくれても良さそうなものですが、沈黙の中でカウンターの数だけは伸びてゆきます。
   最近の変化はCanonのソフトDigital Photo Professionalの出番が減って、Photoshopファイルブラウザからの展開が増えたことでしょう。何よりもNikon、Canon、Pentax3社のRAWデータが垣根なく使えるからです。自社製のソフトで囲い込もうとするようなメーカーは好きになれません。ホルダー内ではアイコンがつかないままのCanonのCR2、PentaxのPEF.もここまでくればNikonと対等になります。必要なRAWデータをダブルクリックしRAW調整用のウインドウを開き露光量、色温度等々の調整をして別名保存するだけです。色相、彩度やカラーバランスなどをいじることはありませんからすこぶる簡単です.気をつけることはJPEG以外で保存するとデータが大きくなることぐらいです。その後はこのJPEGデータで作業をするわけですが、気に入らない点が出てきたらすぐRAWに戻ればよいので気分は最高です。JPEGデータをいじり壊していたことなど悪夢でした。これだけいってもまだ踏み切らないで「もぐらの失敗談」などを楽しみに来る人とは口をききたくありません。
3月17日 主客転倒




   春のカメラショーの皮切りで今日からビッグサイトで「Photo Imaging Exipo 2005」が始まります。このイベント毎年ころころ名前が変わっていますが、今度はカメラショー、用品ショー、ラボシステム、IPPFなどを合わせての開催だそうです。
   このところRAWの導入などソフト面以外には関心が薄くなっていますが、一つだけ関心のあるズームレンズがあります。フィルム時代にベストセラーを続けたタムロンの広域ズームのデジタル版です。すでに1年ほど前から予告だけはされていましたが、本日ようやく登場です。それと同時にデジタル一眼レフの大勢を占めるAPS-C用として開発したレンズに「DiUレンズ」というジャンル分けを始めたようです。撮像素子の大きい高級機には使用できないことまで明言しています。
   低コスト化のためにマウントは同じでも他機種には使えない標準ズームを、うやむやで売ってきたカメラメーカなどよりも遙かに凛とした姿勢です。このへんのアナウンスのHPもよく作られています。カメラメーカーの傲慢なつけを孝行息子が払っている図式です。
純正ではないサードパーティのレンズとして白い目で見られながら何十年、いまや製品としての実力を整え、ラインアップも考え方も筋金入りになりました。カメラメーカーの純正レンズはタムロンの後を追うことになるでしょう。
   それにしても3機種がごろごろしている一長一短のデジタル一眼レフ、タムロンは決まってもどのボディ用にするかは決まりません。マクロレンズでは勝負がついた主客転倒は明らかに第2ラウンドに入りました。

3月26日 SXGA+




  
呼称解像度画素数
VGA640×480307,200pixel
SVGA800×600480,000pixel
XGA1024×768786,432pixel
Quad-VGA1280×9601,228,800pixel
SXGA1280×10241,310,720pixel
SXGA+1400×10501,470,000pixel
UXGA1600×12001,920,000pixel
QXGA2048×15363,145,728pixel
   デジタル・プレゼンテーションの便利さには逆らいがたいのですが、映写される画像を見るといつもげっそりしてしまいます。スクリーンから離れてみていれば、その明るさで一見きれいそうに見えます。しかし発表者になってスクリーンのそばで見ることになると、液晶パネルの格子ばかりが気になって目をそむけたいような気分になります。デスクトップのディスプレーで見ている時には100%表示で確認しXGAサイズでも何とかなるかと思っいても、大きく拡大して映写されれば画はざらざら、小さな文字は読めません。
   カメラの画素数だけはどんどん上がって800万画素が当たり前になっているのに、プロジェクターの方は何時になってもその1/10にも満たないXGAでとまってしまったままです。デジタル時代になってプロジェクターの使用目的が変わり画や写真をきれいに見るためのものでなくなったためです。明るさも小型化も行き着くところにきているのに、一つ上のリアルSXGA表示の機種もほとんど出てきません。辛うじて一部のメーカーが作っているSXGA機も、重さ10〜20キロ、定価200〜300万とあっては手をこまねくばかりでした。
   しかしRAWになって画像も向上してもプロジェクターで糞詰まりという状態には我慢がならず、数少ないSXGA機の中では軽量なEPSON 9300のデモを依頼しました。これがだめなら万事休すという背水の陣でしたが、7300と併写した3月の火曜会例会での反応は全員が納得する大差でした。導入はほぼ決まりましたが100万を超す価格、ほぼ10キロの巨体です。これまでEPSONの2機種を使ってきた実績はあるのですが、もう一度詳細スペックなどを調べ会社にも電話をしてみました。  その結果はわれわれにとって思いもかけぬ追い風になりました。これまで私はVGA、SVGA、XGA,、SXGA、UXGA というステップでサイズアップするものと思っていました。ところがその間にあまり知られていないいくつかの呼称があり、9300はその一つSXGA+というクラスだったのです。1024を1280にアップするために泣く泣く大きな犠牲を払おうかとしていた人間に、さらに10万画素以上のおまけが付いていたのです。SXGA+という最後に小さくついているプラスにそんな大きな意味があるなんて思いもかけないLucky!でした。先日のテストは1280のデータで行いましたので、更なる向上が期待できることになります。コントラスト比の向上もあってX線写真の黒の締まりも変わりましたし、4月からの例会が楽しみになりました。
(もぐらのつぶやき 04,11,14)


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