下記の箇条書きは「コンピュータと付き合う法」として考えたものですがデジカメの場合にもそのまま当てはまります。自戒の念をこめて書いたのですが、デジタル化を進めたい気持ちがあるためしばしば同じ徹にはまってしまいます。こちら側に落ち度があることも確かですが、そうとも言い切れない2〜3の事例をご紹介します。
 |
98年ドイツ、フォトキナで発表され、カメラ雑誌などでも評価の高かった一眼レフタイプのカメラでしたが、なかなか市場に姿を見せずカタログとにらめっこの日々が続きました。11月になってようやくその1台を手にしましたが、期待と裏腹やり場のない失望感に苛まれることになりました。最大の問題は「意のままの作画を!」というキャッチフレーズのマニュアル機構が全く意のままにならないことでした。マニュアルでフォーカスが合わせられるといっても距離目盛がない。どこが最短距離かも分からないのでは外付けストロボの調光もできないのです。一言でいえば一眼レフのマニュアル機構とはどんなものかを知らない人が設計したとしかいいようがないのです。社内的にも賛否が大きく割れたことも聞かされました。考えてみれば、ビデオカメラではライバル松下を寄せつけないソニーも、本格的一眼レフは、まったく経験がないのですから当然の事だったのです。逆にニコンとともに一眼レフの覇を競うキャノンが何度も意欲的なビデオカメラを作っても、お化けの域を抜けられないのと対照的で、「餅は餅や」は健在だったのです。
|
 |
図1はデジカメ誕生から間もない1992年のものです。問題は歯科用として売り出されたキットの発売時期で、この時フジの主力機種は図2のDIJEになっていました。不良在庫整理のためのセット販売のことは明らかなうえ矢印のクローズアップレンズには¥25000という値段です。
|
 |
DIJEの末期にも同じ商法が繰り返されました。そして98年、画質は良いがファインダーが問題だったDS300にようやく液晶ファインダーがつきました。一歩前進したものの接写
にはストロボなどいくつかの問題がありました。 |
 |
会社の人とも話はしましたが、半年以上なしのつぶてでした。99年のMac
Expoで図4のパンフレットを見かけました。560のほうはニコンと共同開発のボディですからニコンのストロボがつくのは当たり前です。ただこのストロボ15年ぐらい前のものですから何で今更!です。下の330の方はわれわれが組んだ「光小町」をはるかに不格好にとりつけています。この3月コンパクトのフジFine
Pix 2700は230万画素になって発売されました。ともに140万画素しかない2つの上位 機種が生き残れる場所は何処にもないのです。相も変わらずその時期になると「歯科用キット」このメーカーのモラルはどうなっているのでしょう。不買運動でも始めたい心境です。でもこれは新機種登場のアドバルン!
|
 |
待望久しかったCOOLPIX 950が発売日より早く手に入りました。大きさ重さなどは900とほぼ同じですが、全体に丸みをおびて幾分小ぶりにみえます。グリップ部が厚くなってコマンドダイヤルがつき、お馴染みのニコンの一眼レフに近づいてきました。表面
の仕上げやスイッチ類の操作感もしっとりして、デジカメからカメラへの変身が予感されました。
撮影を始めてまず感ずるのは反応の早さで、これまでのように待つという感じは100%無くなりました。Power
MacやG3に始めて触れたときのような切れの良さには思わず口笛でも吹きたくなってしまいます。900から僅か10ヶ月ほどでここまで進歩するのはこの世界のこわさでもあります。残された最大の問題は消費電力で付属していた4本のアルカリ電池は1時間でなくなりました。もう一つ欲を言えば新設されたコマンドダイヤルと、モニターの周辺3カ所に散在する9ヶのボタンとの役割分担で、年齢のせいもありますがなかなか覚えられそうもありません。
|
 |
色調も大幅に改善されています。デジカメ特有の彩 度の低さはもうありません。 この画像は明るさを落とした以外何も修正していませんが、かにの脚やみその色、牛肉の赤みなども見事に再現されています。 |
|

|
211万画素1/2CCDの威力でしょうが、こうなるとE3の存在意義はないことがはっきりするため秋に発売されるという一眼レフタイプの本格機が、半年も前に発表になりました。最近好評のF100をそのままデジタルに移植した感じで、メディカルニッコールとの組み合わせが楽しみになる。折しも超ロングセラーだったメディカルが製造中止になってしまったが、ニューメディカルの登場に期待したい。いずれにしても不良在庫を歯科医に売りつけるメーカーとはポリシーの違いを感じる |